飲茶ランチでいただいた料理たち。
香港二日目のお昼は、香港島・上環にある老舗の飲茶店『蓮香樓』へ。
このお店、なんと朝の6時から営業していて夕方17時ごろまで飲茶を提供している。
夜は飲茶はなく定食が楽しめるという。
このお店、なんと80年以上もの歴史があるそうだ(ただし2019年に建物が建替えするらしくその後の経営は未定とのこと)。
静かそうなお店の外観からは中の様子は想像できないけど中に入り二階に上がってみると・・・。
人の多さと賑やかな話し声にびっくり。
これぞ香港!なごちゃごちゃ感。
右も左も分からないままに店内を徘徊してみた。
しばらく様子を見ていたら大体の流れは把握できた。
円卓のテーブル席は基本的には相席。
しかも満席なので席が空くと待ちのお客同士で場所の取り合いになる。
再び店内を徘徊し席が空くのを待つ。
ちょうど目の前の円卓のお客さんが席を立ったのですぐさま椅子にカバンを置いて場所をキープ。
店員のおっちゃんが卓を片付けているあいだに別の店員のおっちゃんがお茶を運んできた。
飲茶はオーダーするのではなく店内を店のおばちゃんたちがワゴンで運んでくるのを追いかけて一斉に争奪戦が始まるのでそれに参加する形。
この伝票を握りしめ揉みくちゃになりながら飲茶を適当にもらう。
その際に店のおばちゃんが伝票の番号に印をつける。
「鶏球大包(ガイカオダイパウ)」
飲茶はあまり選んでいられる余裕はなくて運ばれてくるワゴンを覗いて旨そうだったらとにかく取るのが得策(笑)
そんな感じで最初にゲットしたのは鶏球大包(ガイカオダイパウ)。
でっかい饅頭の中には鶏肉とゆで卵と野菜がたっぷり。
こりゃ、めっちゃ旨いわ。
「馬拉糕(マーライコウ)」
こちらは点心のど定番の蒸しパン。
意外にも食べたらハマってしまう味。
これは肉餃子的な味。
でも海老も入っている。
薄目の皮がええ感じで、口に入れると肉汁がじゅわっとあふれ出る。
「燒賣(シウマイ)」
豚のひき肉やエビの入ったこのシウマイが絶品。
皮が黄色いだけで旨さが引き立つ気がする。
なんやったっけ?
不思議な味やった記憶が。
豚レバーの海老団子?が一緒になった一品。
なんだかよく判らない(笑)
海老と肉って組み合わせを平気で合わせるのが香港スタイル?
「山竹牛肉球(サンジョッアウヨッカウ)」
牛肉とクワイの肉団子はパクチー風味でちょいとクセのある味で好みがわかれるところ。
ボクはあまり旨いとは思わなかったけど。
「糯米鶏(ローマイガイ)」
ハスの葉に包まれたおこわごはん。
スリランカのあの料理みたいやん(笑)
ハスの葉を拡げると中には鶏肉、卵などが入っていてごはんはモチモチ。
ハスの葉の香りがめっちゃええ感じでこれは旨いわ。
あー、めっちゃ食べたなぁ。
お茶も美味しすぎて何杯もおかわりしたし大満足やね。
最初は別でオーダーが出来るチャーハンとかも注文しようかとか言うてたけど無理やわ(笑)
伝票に押された判を眺めながらしばらく休憩。
席を立って入口のレジのところへ持って行き支払いをする。
このガヤガヤ感、人の多さや活気のある風景の余韻がいつまでも脳裏に残りそうな気がした。