今夜はかねてより楽しみにしていた京橋の『鮓 きずな』さんへ。
ここのお店は予約が取りにくいことでも有名。
カウンター12席だけで営業時間は18:00からと20:40からの二部制。
メニューはなくて完全におまかせコースにて提供されるスタイル。
さて、二回転目の20：40に12名が着席してからいよいよスタート。
愛知県の義侠をいただく。
大将がひとりひとりに苦手な食材がないかどうかを確認する。
もちろん、なんでも食べますよっと。
「平あじ棒ずし（愛媛）」
最初に登場したのは平あじの棒ずし。
最初に試運転のシャリ。
「鮑と蛤の煮汁 岩海苔入り」
そして煮汁。
岩海苔の磯の香りにぱらっと薄っすら塩の味。
「鯛（明石）、鰈・ぽん酢ジュレとエンガワ肝（明石）」
明石の鯛にアマテ鰈。
そして肴モード突入。
「鰆漬け（淡路）」
漬けの鰆のとろける食感。
酒がたまらなく旨い。
「ゴマ鯖漬け（明石）」
明石のゴマ鯖もしっかり漬けで。
旨すぎる…。
「真ダコ柔らか煮（明石）」
明石蛸の柔らか煮は足と頭と。
蛸好きを唸らせる味。
「蒸し鮑のリゾット風（鳴門）」
蒸し鮑の下には赤酢のシャリと鮑の肝のリゾット風。
シャリの酢が立ち気味とは説明通り。
しかし、この鮑の贅沢なボリュームよ！
「牡蠣（仙鳳趾）」
北海道、仙鳳趾産の牡蠣はにぎりで。
蒸し牡蠣の強烈な旨味が伝わってくる。
「オイルサーディン（銚子）」
千葉の銚子産の鰯のサーディン。
口溶けする柔らかさ。
「鰹もろみ漬け」
ますます酒のおつまみ感の鰹のもろみ漬け。
日本酒おかわり！
「もずくジュレ（青森）」
青森の細もずくはジュレと一緒に寄せて。
なんやろう？この美味しさ。
あれっ？
美味しさに感動した焼き穴子（明石）の写真を撮り忘れてるやん…
「カワハギ」
さて、ここからは本格的ににぎりのコース。
まずは昆布で締めたカワハギから。
「鰆（明石）」
何日も寝かせた鰆を藁で燻したにぎり。
衝撃的。
「茶碗蒸し」
山椒ぱらり。
風味豊かな岡山産の椎茸と白身魚のシンプルな構成。
「本鮪漬け（大間）」
本鮪の漬け。
赤酢のシャリとの相性が抜群。
「本鮪中トロ（大間）」
とろける中トロ。
脂が口中で溶けてゆく。
「コハダ（天草）」
美しいコハダ。
ただただ美味しい。
「ノドグロ」
産地は聞きそびれ。
軽く燻したノドグロの旨さは言葉にできない。
「車海老（大分）」
スタイル抜群の車海老。
弾ける食感、ぷりっぷり。
「赤出汁」
ここで赤出汁が登場。
あおさの香りで口直し。
「ウニ（奥・淡路、手前・長崎）」
さて、後半。
二種類のウニの食べ比べ。
淡路島産と壱岐島産の夢の共演。
「煮蛤（千葉）」
千葉県は九十九里産の蛤。
今日一番の感動の味。
「煮穴子（明石）」
二度目の穴子は煮穴子で。
こちらも素晴しすぎる。
「トロたく」
トロたくは手渡しで。
底がこぼれないように海苔で封じている気配りにうっとり。
「玉子焼」
白身魚と芝海老（淡路）の入った玉子焼。
こんな細かなところまで仕込まれているとは。
カステラのよう。
「べったら漬け」
そしてフィナーレにべったら漬け。
コースの流れに一切の無駄がない、美しい時間。
お腹の具合を聞かれたけど十分すぎるほどに満足。
これ以上食べるのは感動が薄れる気がして。
ごちそうさまでした。
またいつの日か再訪したいな。
鮓 きずな
大阪市都島区都島南通2-4-9 藤美ハイツ1F
TEL 06-6922-5533
平日 18:00-23:00（18:00～、20:40～の2回転）
日祝 17:00-23:00（17:00～、19:40〜の2回転）
定休日 月曜日、第3火曜日
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