本日二軒目、時刻は21時過ぎ。
金沢の片町(香林坊から歩いてすぐ)に昭和11年創業の美味しいおでん屋さんがあると、旅行前に下調べでチェックしていたので訪問。
なんと、看板は消灯しているではないか・・・。
当たって砕けろ。
そんな感じで仕舞われた暖簾を無視し、中に入ってみた。
店内には数名のお客。
看板を消したのはおでん種がほとんど売り切れたからとのことで、残ってるもので良ければどうぞ、って言ってもらえたのでカウンター席へ。
カウンターの中心におでんがずらり。
一見、種がそろってるように見えるけどまだ味が全然入ってない(煮えていない)そうだ。
すじ肉はスタンバイOK。
この地ならではの種、車麩やばい貝などが入っている。
いやぁそれにしても実に旨そうやわ。
おでん 高砂
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おでんのメニュー。
定番の種の中に聞きなれないメニューが。
赤はべん?
ふかし?
魚めん?
はべんはかまぼこのことだそう。
ふかしもかまぼこの一種で、ふわふわにやわらかい円盤状の形のねりもの。
魚めんは魚のすり身を麺状にしたものだそう。
とにかくねりものが好きな県民性なんかな?と思ったり(笑)
他にもしのだ巻(信太巻)やカレーおでん、一品で刺身からとんかつまで居酒屋メニューもあったりでなかなかに楽しそうな空間。
がんどとはブリの手前のサイズ、大阪で言うメジロのこと。
どてやきはその地の個性が表れると思っているので注文したところ、売り切れ・・・(涙)
さて、まずはお酒を下さいな。
地元の蔵、福光屋さんの「黒帯 悠々」をいただく。
きりっと辛口の山田錦と金紋錦とのせめぎ合い。
これなかなかに旨いね。
「すじ、さつま揚げ」
ではおでんをいただく。
出せる種を教えてください、ってことでまずはさつま揚げとすじ。
濃口しょうゆがべーすのおだしは味がしっかり目。
それでいて塩分が効きすぎていないのが実に良いバランス。
とろとろの牛すじにかかったみそがなんとも旨い。
さつま揚げも十分におだしがしみ込んでいてとても旨い。
「すじ、車麩、じゃがいも」
牛すじおかわり。
そして迫力の車麩。
車麩は沖縄、新潟とここ金沢でよく食されているそうな。
やはりボクはここのおだしが大いに気に入った。
数十年継ぎ足し続けた秘伝のおだしが車麩にしゅんで抜群に旨い。
最高に旨い。
じゃがいもはあまり好んで食べないけど、種が少ないので食べてみた。
これもホクホクで旨いじゃあないか。
「ばい貝、焼豆腐」
焼豆腐もいただく。
旨い。
「ばい貝」
極めつけはこのばい貝。
ビッグサイズ。
殻ごとおでんに浸かっているのを店主さんが見事な手さばきでするりと身だけを取り出してお皿に置いてくれた。
臭味はまったくなくて、おでんのおだしが染みわたったこの食感がたまらない。
具沢山(らしい)がんもやたこ、しのだ巻当たりも食べたかったなぁと思いつつお勘定。
安くて旨くて人情あり。
明日もまた来ることをおやっさんに約束し、ごちそうさま。
おでん 高砂
石川県金沢市片町1-3-29
TEL 076-231-1018
16:00-22:30
定休日 日曜日
※月曜祝日の場合は日曜営業、翌日振替休
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